おそらくもっとも多いパターンは、iPhoneから新しいiPhone8へ機種変更するというものだろう。
これは実に簡単だ。PCでiTunesを使えば、ほとんど何も何も考えずに指示通りに作業するだけといっていい、古いiPhoneでバックアップをとり、新しいiPhone8に書き出すだけだ。
ただしPCが共有だったりする場合には、バックアップを暗号化しておくとセキュリティの向上になる。
また、暗号化すると通常ではバックアップ対策も保存される。
旧iPhoneのデータをバックアップ
1.パソコンと旧iPhoneをUSB接続
まずは通常通りにPCと以前のiPhoneをUSB接続。
2.iTunesを起動し、iPhoneを認識
iTunesを起動し、iPhoneを認識させる、iTunesにiPhoneアイコンが出る。
3.iTunesの概要画面で各種設定をする
①iTunesの概要画面を表示
左側ツリーの「概要」をクリック。
②OSバージョンを揃える
新旧のiPhoneで、OSのバージョンが違うとエラーのもとだ。全画面上部右側にある「更新プログラムの確認」をクリックして、両方とも最新バージョンにしておこう。
③「このコンピューター」と必要であれば「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れる
「バックアップ」内の「このコンピュータ」にチェックを入れる。これでPC内にファイルが作成される。
暗号化のパスワードを入力
全手順にある「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れると、パスワード入力となる。超一流レベルのハッカーでないとまず破れない高安全性を誇る。
ただパスワードを忘れられると新しくデータを作成することすらできなくなる。からなずメモしておこう。
新iPhone8にデータを移行する
1.新iPhone8を起動
通常通り、新iPhoneを起動してセットアップ画面でまとう。
2.iTunesを起動し、iPhoneを認識
PCとiPhoneをUSBに接続。PCでiTunesを起動する「このバックアップから復元」を選択。
3.パスワードを指定する
新iPhoneにアプリがインストールされていく。
4.あとは待つだけ
これで書き戻しが始まる。
POINT!音楽ファイルは復元されない
復元を行っても、ミュージックライブラリの音楽は転送されない。iTunes経由で転送し直そう。標準だとミュージックを同期させない設定になっているので、iTunes上で「ミュージック」タブから「ミュージックを同期」にチェックを入れればOKだ。
クラウド編
続いても旧iPhoneからiPhone8への機種変の流れだ。
今度は、PCのを使わずにiCloudを経由してみよう。
この方法のメリットは、なんといってもPCの要らずということ。
バックアップされたデータは、すべてネット上のクラウドであるiCloudに保存される。
ただし、Wi-Fi接続は必須だ。
またUSB接続に比べればWi-Fiは低速なので、どうしても時間はかかりがち。
なお、情報は自動的に暗号化されている。
iCloudにあるデータを整理する
1.「設定」から「iCloud」へ
「設定」のトップにある自分のアカウントをタップ、「iCloud」と進もう。
2.現在の状態が表示される
無料で使用可能なiCloudストレージは5GBまで、アプリごとにオンオフを指定する。
3.写真を確認
「写真」をタップすると、フォトライブラリやフォトストリームといった個別サービスのオンオフに。
iCloudバックアップに影響するのはiCloudフォトライブラリになる。
4.「ストレージを管理」をタップ
手順2の画面で「ストレージを管理」をタップ。OS11ではアプリごとの試用状況が表示されるようになった。ここでいらないデータは消してしまってもいいだろう。
POINT!不要なバックアップデータを削除する
すでにiCloudにバックアップをとったことがある場合は、ついてに不要なデータは消してしまおう。
全手順の「バックアップ」をタップすると、iCloudに保存されている端末ごとのデータサイズなどが表示される。
ここでなにかの端末データをタップしてみよう。
すでにiCloudにバックアップされているデータから、個別アプリごとのデータ削除が可能になっている。すべて消す場合は最下部の「バックアップを削除」をタップ。
iCloud上にバックアップデータを作成する
1.「iCloudバックアップ」をタップ
再び設定の自分のアイコンから「iCloud」をタップして下の方にある「iCloudバックアップ」をタップ。
2.「iCloudバックアップ」をオンに
「iCloudバックアップ」がオンになっていることを確認しtえ、「今すぐバックアップを作成」をタップ。
3.バックアップデータを選択
複数のバックアップデータがあるなら、できる限りは最新のものを選ぶ。
再セットアップをする
バックアップデータを選び、しばらく待てばデータを移行が完了する。再び初期画面となるので、最後のセットアップを進める。